映画の話をしよう

映画の話をします。全ては個人の感想です。ネタバレに注意してね。

お嬢さん

パク・チャヌク監督の韓国映画「お嬢さん」

2017年はやばい韓国映画がたくさん話題になったなぁと思うんですが、

中でも私が一番ガツンと殴られたのがこれです。

一言で言うと「人が人を救う映画」まさにこれ。

過激な描写や秀逸なミステリ要素の中にこの「人が救われる瞬間」が

劇的に組み込まれていて本当に…記憶を消してもう一回見たいです…

主演の二人もかわいい&美しい。最高

そして原作の「荊の城」から舞台を日本占領下の韓国に移していますが

それによって独特の美術設定ができ、これまたフェティッシュさに磨きをかけていて

この時代の内装や衣装が好きな人にはたまらん仕様になっています。

 

以下ネタバレ含む好きなところ箇条書きです。

 「私の人生を壊しに来た救世主 私の珠子 私のスッキ」←このセリフ、最高

秀子お嬢様のためにスッキがあれだけ怒って本を破壊するということが秀子お嬢様にとってどれだけ救いになったかと思うと本当に尊い

それにしても第一部の終わりでは完全に「ええっ!!!!!」となったので記憶を消してもう一回見たい

役者さんみんな日本語うますぎ。韓国では高校かなんかで日本語の授業があるらしいですね。

藤原伯爵のうさんくささや滑稽さが最高。チャヌク監督はシリアスなシーンに滑稽な笑いを入れる事で独特の雰囲気を出すのがうまい…

撮り方や小物一つ一つに並々ならぬフェティシズムを感じる

秀子とスッキの濡れ場シーンの撮影は、一人の女性カメラスタッフのみで撮影し

その他のスタッフの目に触れない環境で行ったという配慮がまたいいなと思いました。

 

思いついたらまた好きなところ追記します。

あ〜〜〜記憶消してもう一回見たい。